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ワンちゃんの皮膚。

●最近ワンちゃんシャンプーについて友人とよく話題になるので
参考までに。。。

小動物看護ライセンスを取得したときの知識で説明しますね。。。

【ワンコの皮膚って、人間と違って「弱アルカリ性」ですよね?
どちらかと言えば、(ピンクちゃんを除いて)ワンコは石鹸で洗った方が
身体に優しいのではないのでしょうか????】

●はい、犬の皮膚は人間よりアルカリ性です。
▼▼▼なので▼▼▼

外界からの細菌感染やカビの発育に対する防護機能が低い
発汗の後などは更にPHが高くなり夏季に皮膚病が多発する主因ともなっています。
《細菌の繁殖好適条件》
①温度30~40℃が持続する。
②高湿度
③弱アルカリ性~中アルカリ性
④無風の状態
⑤脂肪分(視線の分泌物の異常)
など。
▼▼▼だから▼▼▼
石鹸を使用すると、脂肪分と水酸化ナトリウムが混じりべたついた感じが起きたりし、石鹸カスを発生させるため皮膚は
マクロ的には清潔になってますがミクロ的には不潔の状態に置かれます。

キレート剤(エデト酸塩)の入ってない無添加手作り石鹸も
環境に優しいし私もハーブ石鹸を使ってますが、取り扱いには非常に気を付けた方がいいです。

健康な人、犬はあまりトラブルになりませんが、↑の②④⑤の状態だと、かなり危険で無添加なので酸化して腐敗することのリスクが大きいのです。


天然成分を守るために 少量の防腐剤を使うことは皮膚トラブルを最小限に抑える意味もあります。

無添加による「細菌感染症」や「黄色ブドウ球菌」「化膿連鎖球菌」による皮膚炎の発生のリスクの方が大きいのです。
発病すれば、結果 動物病院でステロイドを処方されます。

皮脂の弱い子や皮膚の強い子など、個体差はあります
それぞれの皮膚状態にあった洗浄剤、洗い方、洗う回数があります。
by ken2hanaakubi | 2008-05-22 12:55 | 理学美容・Q&A
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